工事の流れ
Flow
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アスベストの除去作業は、事前に調査、届出、主任者の選任などを行った上で、
作業員や近隣住民の皆さまがアスベストによる被害を受けないよう、万全な体制で行います。
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現場とその周辺の事前調査
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作業計画書を作成
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管轄の官公庁へ届出を提出
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アスベスト作業主任者を選任
防護服、防塵マスクを着用し、床や天井、空気中に浮遊するアスベストの濃度測定を行います。
除去作業を行う場所の壁、床、配管、設備などにアスベストを除去した際の残留物が付着しないように隔離養生をします。
また、0.2μmの微粒子スモークを大量に発生させるスモークマシーンで隔離養生内に煙を充満させ、煙の挙動で隔離養生の破れがないかを目視確認します。
さらに負圧除塵機を15分程度稼働させ、隔離養生内の煙残存の有無を目視確認します。
外部と作業現場を完全に隔離し、外部にアスベストが漏出しないようにするために設置します。
クリーンルームと同様、外部にアスベストが漏出しないようにする装置です。
作業現場の気圧を外部より低くし、アスベストの漏出を防ぐ役割があります。
万が一、養生が破損した場合も、フィルターがアスベストの漏出を防ぎます。
フィルターや、ボルトの隙間など、漏出が懸念される部分は事前にしっかりチェックします。
除去作業前後の粉塵飛散防止抑制剤を吹き付ける際に、アスベストを飛散させないために設置します。
アスベストが飛散しないように抑制する薬剤を隔離養生、作業箇所に吹き付けます。
スクレーバーやブラシなどでアスベストを除去していきます。
工事中においてもアスベストの粉塵を測定し、安全な環境を保ちながら作業いたします。
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粉塵量が増加すれば、空気中のアスベスト繊維粒子濃度も増加するという前提で、測定値からアスベスト漏洩の可能性を判断。
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除去作業前やバックグラウンドの測定値と比較し、測定値が高い場合は、アスベスト飛散の可能性ありと判断し、迅速な原因特定と改善対策の実施が可能。
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アスベスト漏洩の可能性がある状態を長時間継続させないよう、30分~60分おきに測定を実施。
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漏洩状況の最終判断としては現地PCM分析にて迅速対応。
現場監理者や作業員にて顕微鏡の状況を共有し、顕微鏡で確認された繊維の状況を写真に撮って現場監理者に報告し、作業を一時中止して漏洩箇所を是正します。
アスベストを専用袋で漏出しないように密封し、除去面シールで処理を行い、固化材を吹き付けます。
床や天井のアスベストの残存、空気中の浮遊アスベスト濃度などを測定します。
養生とクリーンルームを撤去し、設置した機材、アスベストを搬出します。
作業後は、現場に設置したエアシャワーを浴び防護服、防塵マスクに付着したアスベストを除去していきます。
HEPAフィルターを使用した真空掃除機を使用して丁寧に清掃を行います。